
普段の食事を薬膳的に見てみるシリーズ
本日紹介するのは『冷やし中華』です。
ちなみに今日のまかないは冷やし中華でした。笑
まぁでも夏といったら冷やし中華ですよね!
てことでこの『冷やし中華』を薬膳的に見たら
どういった効能があるのか?
ちょっと調べてみたので、皆さんにシェアしたいと思います。
まず材料ごとの効能を紹介していきます。
まぁいろいろ地方によって具材の違いはありますが
とりあえず定番と呼ばれてるものを今回は材料に挙げさせて頂きました。
まず冷やし中華の肝と言える
冷やし中華のタレ(今回は醤油ダレ)
●醤油
寒性・・・体を冷やす作用がある。
清熱作用・・・体の余分な熱を取り除く。
●酢
温性・・・体を温める作用がある。
活血作用・・・血液の巡りを良くする。
理気作用・・・気の巡りを良くする。
消腫作用・・・体のむくみを取り除く
●砂糖
涼性・・・体を少し冷やす作用がある。
補気作用・・・体の気を補う
補陰作用・・・体に潤いを与える。
続いて具材
●麺(源材料の小麦で調べました。)
涼性・・・体を少し冷やす作用がある。
補陰作用・・・体に潤いを与える。
清熱作用・・・体の余分な熱を取り除く
安神作用・・・心を落ち着かせる。
●キュウリ
涼性・・・体を少し冷やす作用がある。
利水作用・・・利尿作用により体の余分な水分、塩分を排出させる。
清熱作用・・・体の余分な熱を取り除く。
止渇作用・・・喉の渇きに潤いを与える。
●トマト
微寒・・・涼性よりもさらに体を冷やす作用がある。
涼血作用・・・血熱を冷ます。
健胃作用・・・胃液の分泌促し、消化を助ける。
平肝作用・・・熱で上がった肝機能を正常に保つ。
止渇作用・・・喉の渇きに潤いを与える。
●もやし
寒性・・・五性の中で一番体を冷やす性質がある。
清熱作用・・・体の余分な熱を取り除く
利水作用・・・利尿作用により体の余分な水分、塩分を排出させる。
●卵焼き
微涼・・・微妙に体を冷やす作用がある。
補陰作用・・・体に潤いを与える。
補血作用・・・体の血液を補う。
安神作用・・・心を落ち着かせる。
●ハム(豚肉で調べました。)
平性・・・体を温めたり、冷ましたりする作用はない。
補気作用・・・体の気を補う。
補血作用・・・体の血液を補う。
補陰作用・・・体に潤いを与える。
以上が冷やし中華の薬膳的効能です!
ん〜と、まとめると。。。。。。
とりあえず夏で火照った体の余分な熱はメッチャ取ってくれますね!
こう見ると涼性、寒性の食材ばかりです。笑
あとは夏の暑さによる喉の渇きに潤いを与える。
そして血液の流れや水分代謝を活発にしますね。
これは夏の汗などによって、血液がドロドロになりがちなので
それの改善などに良いでしょう。
てことでやっぱ冷やし中華は夏に食べるべきメニューですね!
ただちょっと体を冷やし過ぎる感じがあるので
冷え性の人や、エアコンがガンガン効いてる所で食べる場合は
気をつけた方がいいかもしれないですね。
あとは胃腸も冷やすので、麺だからといって良く噛まずに
飲み込んでしまうと、胃腸に負担がかかり過ぎて
消化不良を起こすかもしれません。
なので出来たら、添え物の紅生姜やカラシなど熱性食材なので
意識して一緒に食べるようにしましょう。
以上が冷やし中華の薬膳的効能でした!
薬膳コンシェルジュ 内村 宗宏
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