
さぁ今日も始まりました、舌の状態で分かる、
6つのタイプの冷え性と対策とその対処法。
ということで、今日は3回目ですね。
過去に紹介した冷え性のタイプはコチラ
①お腹と手足が冷える。元気不足タイプ。
②手足の先や太ももの内側が冷える。血液不足タイプ
詳しく知りたい方は↑の文字をクリックしてリンクに飛んでください。
では今回初めてこのブログ見に来たという方のために
前回のおさらいです。前回読んだ方は飛ばしちゃってください。
この時期に冷え性?と思う人もいますが
暑いこの時期でも、室内や電車内のエアコンで
冷えの症状が辛いという人って意外と多いんです。
そして、冷え性と聞くと皆さん、体が冷えると
ひとくくりにしてしまいがちなのですが
実は冷え性にも様々なタイプが存在します。
そして、タイプによっては
全く逆のアプローチが必要になってくるのです。
単純に体を温めれば良いというものでもありません。
また食事に関しても、タイプによっては同じものを食べても
冷えが解消される人、逆に悪化してまう人もいるので
まず一番大事になってくるのは
やはり自分の体調を知る。
そしてその体調に合わせた食事、体調管理をする
これが非常に大事になってきます。
てことで今回は鏡で簡単にセルフチェック出来る
舌診(ぜっしん)のやり方と
その舌の状態で分かる、冷え性のタイプとその対処方を紹介して行きます。
では早速、鏡で自分の舌をチェックしてみましょう。
ここで注意して頂きたいのですが
舌をチェックするときは、舌の色などを正確に見るために
室内であれば出来るだけ蛍光灯などの白色系の電気で見るようにしてください。
次に、食事中や食事直後ですと
食べたものによって、舌の色や状態が変わってしまうので
出来るだけ食事前、もしくは食後に歯磨きをして
数時間空けたあとに見るようにしてください。
そして舌のどこを見るかとうと
●各舌の場所
舌先、舌の中央、舌の奥、舌の左右の縁。
●舌の全体の色
白い、ピンク、赤い、紫など
●舌の大きさや形
舌が痩せている、小さい、ぼてっと大きい、歯形がついている、
亀裂が入ってる、舌にポツポツがあるなど
●舌についてる苔(こけ)の状態
白い、黄色い、少ない、多い、
世界地図のように所々こけが剥がれている
べったりとしている、水っぽいなど
以上を意識して舌を観察してみてください。
それではこれから、その舌の状態で分かる
5つのタイプ別の冷え性を紹介して行きます。
自分の舌の状態と照らし合わせて
当てはまるところがないかチェックしてみてください。
①元気不足タイプ
●舌の色が淡く、形がボテっとしていて、
舌の周りに少し歯形がついている。
②血液不足タイプ
●舌がピンクより淡い色をしている。
形は薄くて小さく、亀裂が入っている。
また舌の潤いも少ない感じ
③自律神経不調タイプ
●舌の周りが赤く、分厚く硬い。
舌の中央部分が黄色または白いコケが多い。
④血液ドロドロタイプ
●舌全体が暗い紫色、
一部に黒い点やチョコレートのシミのような斑点がある。
舌の裏の2本の血管が太く浮きでている。
⑤水たまり、むくみタイプ
●舌が肥大化していて、ハッキリと歯形がついている。
コケが厚く黄色い色をしている。
⑥体を温める機能が低下しているタイプ
●舌が全体的に色が淡く白い、
舌の周り少し歯形がついている
※これのどれか必ず一つという訳ではなく、
複数のタイプが合わさっている場合もあります。
それでは詳しくタイプ別の説明と
その対策を紹介します。
ただ6つ全て説明すると
文章がかなり長くなってしまうので
前回から5回に分けて紹介しています。
今回はこちらのタイプを紹介します。
③気帯(きたい)体質 自律神経不調タイプ
ストレスなどの原因から自律神経が不調なり
気の流れが滞り、冷えてしまうタイプです。
●舌の状態
舌の周りが赤く分厚く硬い
舌の中央部分の色が黄色または白色をしている。
これは体の気の流れが滞っているので
舌の気がうまく循環せずに、舌がうっ血し、
舌周りが赤くなり、そして分厚く硬くなります。
舌の中央部分が白や黄色になるのは
自律神経の不調により、免疫力などが低下し
結果、舌に細菌などが繁殖しやすくなり、
それが舌の白や黄色のコケとなって表れます。
●このタイプの冷え性の特徴と冷える理由
顔が火照るのに手足が冷える。
ストレスや緊張が続き、自律神経の不調から
気の流れが滞り、頭に血が上った状態になるので
顔は火照るのだが、手足まで気が巡らず
手足だけが冷えてしまいす。
●どんなことに気をつければ良いのか?
肉体的、精神的なストレスを頻繁に受け続けたり、
いつもテンションが高い状態が続いていると
気の通り道が収縮を繰り返し、結果気の巡りが悪くなります。
また特にストレスを感じていなくても、
●喉のつまり ●腹部や脇、乳房が張る ●不眠
などの症状がある場合は、気の巡りが悪くなっている可能性があります。
なのでこのタイプの人は、リラックス時間を多めにとりましょう。
とはいってもただダラダラ、ゴロゴロするだけでは
気の巡りが良くならないので、
ストレッチ、ウォーキング、ヨガ、その他好きなスポーツなど
適度に全身運動をしたり
また音楽、読書、絵画、ガーデニング、アロマなど、
自分の好きなことリラックス、心を満たしたりなど
運動で体、自分の好きな事で心と
心身共に気を流しリラックスさせるイメージですね。
このタイプの冷え性にオススメの食材
理気(りき)、安神(あんじん)作用のある食材
気の巡りを良くし、心を落ち着かせる作用
理気(りき)・・・気を巡らせる食材
香草類(パクチ、シソ、ミョウガ、生姜、三つ葉、春菊など)
ネギ類(白ネギ、玉ねぎ、らっきょ、ニンニクなど)
香辛料(コショウ、山椒、ウコン、ターメリック、唐辛子、七味など)
生薬(菊花、紅花、サンザシ、陳皮)
こう見ると理気の食材は香りや辛いものなど
結構クセのあるのものが多いですね。
国でいうと、インドとか東南アジア系の料理とかに
よく使うものが多いですよね。
安神(あんじん)・・・気持ちを落ち着かせる。
貝類(しじみ、あさり、ハマグリ、カキなど)
ナッツ類(アーモンド、蓮の実、カシューナッツ、マカダミアナッツ、ココナッツ、小麦など)
お茶系(コーヒー、紅茶、烏龍茶、ジャスミン、緑茶など)
安神の食材を見ると、ナッツチョコ食べながらティータイムといった感じで
確かに気持ちが落ち着きそうですよね。笑
最後に自律神経不調タイプのポイントまとめ
まずストレスや疲れを溜めないこと
そしてリラックスタイムをちゃんと作って
さらに適度な運動を心がける
そうすることで心と体がリフレッシュされて
気の巡りが良くなるでしょう。
それでは自律神経不調タイプの冷え性の方は
上記を参考に体質改善してみてください。
薬膳は一日にしてならず、
季節や体調に合わせた日々の食事が
健康的で美しい体を作り出す。
薬膳コンシェルジュ 内村 宗宏
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